• 〒991-0053山形県寒河江市元町2-4-3
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ポリープ切除

ポリープ切除とは

大腸ポリープ切除

ポリープ切除のイメージ画像

大腸ポリープの多くは腺腫性ポリープで、その約8割は良性とされていますが、胃のポリープに比べて、がん化するリスクは高くなっています。当院では大腸内視鏡検査でポリープが発見された場合には、基本的にはその場で切除する方針を取っております。大腸がんは、ポリープの段階で切除することにより、予防できるがんと言えます。ポリープ切除の既往がある方は、定期的な内視鏡検査をお薦めしています。

切除方法

内視鏡によるポリープの切除方法には、「ポリペクトミー」、「内視鏡的粘膜切除術(EMR)」、「内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)」といわれるものがあります。これらは病変の形や大きさに応じて使い分けられ、当院では、ポリペクトミーという切除を行っています。従来は、ポリープを切除する場合には高周波電流を用いて焼灼しつつ切除する方法が主流でしたが、熱の影響で切除後の潰瘍面への影響により出血・穿孔(腸に孔があくこと)のリスクがありました。そこで、コールドポリペクトミーという高周波電流を用いない切除方法を用いています。コールドポリペクトミーは、切除後の出血・穿孔リスクを極めて低くすることができ、また治療後の生活制限も数日で済むようになっています。抗血栓薬(血液をサラサラにする薬)を内服されている方でも、コールドポリペクトミーでは出血リスクが上がらないということが報告されています。
コールドポリペクトミーの適応は、大きさ10mm未満の腫瘍性ポリープです。10mm以上のポリープは、遺残(取り残し)や出血などの危険性が高くなるため、高周波電流を流して切除します。10mm未満であっても、形態・性質・部位等でコールドポリペクトミーの適応にならないものもあります。

切除後について

ポリープの切除は日帰り手術として行われますが、出血する可能性もありますので、ポリープ切除後は、出血。穿孔等の合併症が発生する可能性もゼロではありませんので、術後1週間は注意し、安静にするようにしてください。

  • 切除後1週間は激しい運動をしたり、重いものを持ったりすることは避けましょう
  • 切除後2~3日は、排便の際、いきまず自然に排便するように心がけましょう
  • 切除した当日は入浴せず、1週間はシャワー程度にしましょう
  • 食事は、3日間ほどは柔らかく、繊維質のものは採らないようにしましょう。また下痢を起こしてしまうと腸内の圧力が上がり、出血の危険性が高まりますので、刺激物や冷たい飲み物、アルコールは避けましょう。

0237-86-8282

院長
土田 知宏
診療内容
内科、消化器内科、循環器内科
住所
〒991-0053
山形県寒河江市元町2-4-3
最寄駅
フルーツライン左沢線「寒河江駅」南口より徒歩5
駐車場
15台
:内視鏡検査のみ
:14:00~15:00まで
※火曜・木曜・土曜は内視鏡検査を行っています
※透析治療は月曜~土曜9:00~14:00
休診日:日曜・祝日
※院長診察日:月・水・木・金・土、理事長診察日:火
日祝
8:30-12:00 /
14:00-18:00 /